家族崩壊の危機【母の病気59】




テーマ : 介護
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日記形式で書いています。


7月2日(在宅介護6日・入院してから166日)


昨日の夜12時から朝6時まで、1回も吸引しないで過ごすことができました。これは初めての出来事でビックリしています。

午前中に、訪問看護の看護師さんが来てくれました。

背中に発疹みたいなものができていて、少しかゆいというので看護師さんに聞いてみたところ、胃ろう部分に使う軟膏を使っても良いということなので、そちらを使って様子を見ることにしました。

その後、ドラッグストアに行って、レトルトの介護食を買ってきました。

レトルトの介護食には、「かまなくてよい」「舌でつぶせる」「歯ぐきでつぶせる」「容易にかめる」など、嚥下障害に応じて様々な種類があります。

いつもは、「舌でつぶせる」「歯ぐきでつぶせる」タイプの介護食を買っていたのですが、間違えて「容易にかめる」タイプの介護食を買ってしまいました。

昼食に食べてもらったところ、鶏団子が硬くて食べられませんでした。

今度、買い物に行った時には、注意して買わなければなりません。

今日母は、少し元気がないような感じで、少し疲れてしまったということでした。

食事は毎食食べていますが、量が少なく、弟が特に心配していました。

弟としては、母の体重を落としたくないという気持ちが強く、母になるべく多く食べてもらいたいと思っているのですが、母は少量しか食べることができず、お互いの気持ちが通じていないのです。

夕食の後、弟が「食事を作っても食べてくれないし、何を作ればいいのか分からない」と、かなり困っている様子でした。

母も退院して自宅での生活に慣れていないのか、気持ちの浮き沈みが多く、今日は特に元気がなくて、さらに食欲がなかったです。

弟が母に「何か食べたい?」と聞いても「分からない」と言われてしまうのが困っていたようでした。

弟から、このような愚痴が出るのは、母が入院してから初めてです。

弟はどちらかというと楽観的で前向きな気持ちでいることが多く、母が急性期病院で緊急の手術を行った時も「お母さんは大丈夫だよ」と常に私を励ましてくれました。

その弟が、かなり落ち込んでいる様子だったので、弟自身が大変な状況に追い込まれていると察知しました。

弟が食器を洗っている時、母に、弟が困っているということを伝えたら、「分かった」と答え、自分の食べたいメニューや「今は胃が小さくなっていて、たくさん食べることができない」ということをノートに書いて、弟に伝えました。

母から弟に、「いつもありがとう」と伝えたところ、弟も少し気持ちが落ち着いていたように見えました。

私は普段仕事で家にいないので、弟が母の介護をメインでやっています。

弟がこのタイミングで気持ちが落ちてしまうと、家族が崩壊してしまうことにもなりかねないので、私が弟をサポートをしなければならないと強く思いました。

寝室で、母にも「弟のことをよろしく頼む」と話をしておきました。

とにかく、ここは家族で協力して踏ん張らないといけません。

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