本当の幸せは自分の手の届く範囲にある【母の病気101】
テーマ : 介護
キーワード : 気管カニューレ, 痰の吸引, 在宅介護, 食事, 在宅リハビリ, 訪問診療
日記形式で書いています。
8月21日(在宅介護56日・入院してから216日)
今日は痰の量が多かったです。痰の吸引回数はいつもよりちょっと多い程度でしたが、1回に取る痰の量が多かったです。
夕飯の後は散歩。今日は長いコースを歩きました。散歩の途中、あちこちで虫の鳴き声が聞こえてきました。
まだ、日中は暑いですが、夜は少しずつ涼しくなってきています。虫の鳴き声を聞くと、「もう秋なんだなぁ」という感じです。
母が、1月中旬に入院してから8ヶ月。
急性期病院に入院して、手術を行って生死をさまよっていた時は、今のように一緒に散歩ができるとは考えてもいませんでした。
最近は、1日が平穏に過ごせれば、それが一番幸せであると感じています。
本当の幸せというのは、自分の手の届く範囲にあるということを認識できた1日でした。
8月22日(在宅介護57日・入院してから217日)
10時30分に、在宅診療の先生が来ました。寝室のカレンダーに先生が来る日に丸印をつけているのですが、今日先生が来るのを忘れていたのか、先生が来た時はビックリした様子でした。
気管カニューレ交換を行いました。気管カニューレ自体に血液はついていなかったのですが、切開部の肉芽から出血していました。ただし、以前のような多い出血ではなかったです。
交換後、母は比較的落ち着いていて、すぐに笑顔が戻りました。
11時30分に、言語聴覚士の方が来て、リハビリを行いました。肩のマッサージや体操を行いました。あと、口腔の状態や口がどのくらい開くかをチェックしていました。
処方箋は在宅診療の病院から薬局にFAXしてくれているようで、薬の用意ができると、薬局から電話があります。
夕食は弟が牛肉を買ってきてくれて、すき焼きを食べました。母は「おいしい!」と言って、とても喜んでいました。デザートはモンブランプリンでした。
美味しいかどうかは、母の表情で分かります。
弟は、母が退院した当初から、私たちと同じ食事を食べられるように、いつも考えてくれています。
痰の量はいつもと同じ感じです。一度、痰が出ると続けて吸引が必要になります。あと、咳き込んだ時に痰が上がってくる事が多いです。