かかりつけの耳鼻科で紹介状をもらい大学病院で手術【母の病気4】




テーマ : 介護
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日記形式で書いています。


1月18日②(急性期入院1日)


つづきです。



かかりつけの耳鼻科で手術できる病院を探してもらい、すぐに車で向かいました。大学病院に到着し、救急の入口から入り、耳鼻科の先生が検査をしてくれました。

血液検査や造影剤CT、内視鏡で喉の検査をやったところ、「今日中に手術した方が良い」という判断になりました。

先生の話によると、首の膿が鎖骨の辺りまで下がってきていて、非常に危ない状態だと話していました。

さらに血液がウイルス反応により血栓が出る場合があり、その場合は輸血をするとも話していました。

麻酔の先生も見に来て、気道が非常に狭くなってきているので、いきなり麻酔をかけてしまうと、気道がふさがって窒息してしまう可能性があり、徐々に麻酔をかけながら、気道確保するということでした。

今の症状だと、約40%の人が命を落とす可能性があると告げられました。

目の前にいる母が、このまま命を落とすかもしれない。もしかしたら、これが最後になるかもしれない。私は全身の力が抜け、その場に座り込んでしまいました。

そんな私が見えたのか、母は私の手を力強く握り、「大丈夫。がんばるから。」と言いました。

この時、夜10時を過ぎていました。

1月19日(急性期入院2日)


深夜12時半から手術が始まり、終わったのは朝方の午前4時でした。

手術が終わり、先生から「首を切開して、可能な限り取れる膿は取り除きました。しかし、完全に取れていないので、抗生剤の点滴を行って様子をみます」と話がありました。

その後、ICUに誘導され、母と面会しました。麻酔の影響で、意識は朦朧(もうろう)としていましたが、目を開けてこちらを見ていました。

午前10時ごろ病院から電話があり、ICUから普通病棟へ移動したと連絡がありました。手術後の状態が良く、すぐに普通病棟へ移動できたようでした。

1月20日(急性期入院3日)


夕方に先生から電話があり、状況の報告がありました。

・血液の状態はまだ良くないが、これ以上悪くなることはなく、徐々に良くなっていくだろう
・抗生剤の点滴で様子を見る
・口から食事をすることができないので、鼻からチューブを通し、直接胃に栄養を送る処置(経鼻栄養)をしている
・車いすで移動できている
・今日から歩行器を使ってリハビリを開始した
・入院は最低1ヶ月は必要
・嚥下障害がありリハビリが必要

命の危機は脱したようで、一安心しました。


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