自己啓発で目標設定すると、目標達成できず失敗する可能性が高いのはなぜか?




テーマ : 2.目標達成

この記事のポイント

会社で与えられた目標(ノルマ)については、上司が達成に向けて働きかけが行われます。一方、資格取得など自己啓発で目標を設定する場合は、他の誰かがあなたに対して達成に向けて働きかけをされることは少ないと思います。そのため、自発的に目標を設定する場合は、自分でモチベーションを保ちながら目標達成に向けて行動していかなければなりません。


外部から与えられる強制的な目標の場合は、動機がなくても問題にはならないことが多い


目標を達成させるためには、強い動機が必要です。ここでいう動機とは、「なぜその目標を達成したいのか?」ということです。

人から強制的に設定された目標、例えば会社や部署の営業目標などは、目標を達成させるために、ことあるごとに上司から「目標の達成具合はどうだ?」と言われている場合には、嫌でもその目標を達成させるために行動せざるを得ません。

この場合は、目標に対して強制的に外部から印象付けが行われている状況です。つまり、「やりたくないなぁ」と思っても、上司が目標達成をさせるための働きかけを行ってくる状態です。

つまり、やらざるを得ない状況ができているということです。この場合は、強い動機がなくてもあまり問題にはなりません。

自発的に目標を設定する場合は注意が必要


ここで問題になるのは、自発的に何かを成し遂げようと思った場合です。

例えば、自己啓発などで資格取得を目標としている場合です。資格を取得するために、日々勉強を続けていかなければならないわけですが、その勉強をするかしないかは、本人の意思に委ねられます。

「本人の意思に委ねられる」ことに問題があるのです。

なぜなら、勉強をやらなくても誰にも文句を言われることがないからです。そうならないためには、自発的に行動できるような強い動機が必要です。

「人に言われたから、何となくやってみる」程度の動機では、目標を達成させることはできません。途中でやらなくなってしまう可能性が高くなるのです。「何が何でもその目標が達成したい!」という強い思いが必要なのです。

「資格を取って、自分の仕事の幅を広げて、さらなるキャリアアップをしたい」
「資格を取って、独立開業して、地域で困っている人の手助けがしたい」

このような強い動機がいくつあるか?

多ければ多いほど、目標達成の確率は上がっていきます。逆に、少なければ少ないほど、目標達成の確率は下がっていきます。

行動へのステップ

・自発的に目標設定する場合は、その目標に対する動機を明確にする


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