人生を豊かにする働き方とは?



スキル(技術)・メンタリティ(心理)・フィロソフィ(哲学)を系統立てて身につける


私が大切に思っている3つのこと。それは、スキル(技術)・メンタリティ(心理)・フィロソフィ(哲学)です。この3つの分野を身につけることが大切であると考えています。

この3つの分野は、人生を豊かにする上で密接に関係していて、どれも欠けてはいけないと考えています。

なぜこの3つが大切なのか、私の経験を踏まえてお話致します。

スキル(技術)は時間と共に向上していく


例えば、仕事のことを考えてみます。

仕事のスキル(技術)は、すぐに身につけられるものではありません。今日1時間で出来たものが、いきなり明日30分で出来ることはありません。

仕事に対するスキル(技術)をアップさせることで、1時間でできたものが50分でできるようになり、やがて30分でできるようになるものだと思っています。

でも、実際仕事をやっていくと、そうではありません。

こころの浮き沈みがスキル(技術)に影響する


あなたも、同じ内容の仕事をやったときに、「今日はできた」とか、「昨日はできなかった」という経験があると思います。

仕事のスキル(技術)だけが影響しているのであれば、仕事のスキル(技術)を身につけていくことで徐々に時間が短縮されて仕事ができるようになるはずで、「今日は仕事ができた」とか、「昨日はできなかった」とかはありません。

何が影響しているのかと言えば「こころ」。メンタルな部分です。

例えば、うれしいことがあって仕事がいつもより、はかどることもあるし、お客様に怒られて、気持ちが落ち込んでしまって、いつも通りに仕事ができなかった経験があると思います。

つまり、「こころの浮き沈み」が仕事の成果に影響していくのです。しかしこれは、仕事をする上であまり良くありません。

継続的に仕事のスキルを磨いていくことは大切です。でも、それと一緒に、こころをコントロールできるようになることも大切です。

この2つを身につけることで、仕事の成果を安定させられるようになります。

しかし、この2つが上手にできるようになったにもかかわらず、新たな問題が発生します。

自分は何を大切にして生きているのか?


仕事は、毎日同じようなことの繰り返しです。単調な仕事も多いと思います。地味できつい仕事だってあります。

毎日の仕事の中で、「何でこんな仕事をやっているんだろう?」「こんなことをやるために仕事をやっているのではない!」「こんな仕事、自分がやらなくてもいいんじゃないか!」と思うのです。

こういう感情が生まれてくると、仕事へのモチベーションが下がってしてしまいます。

「なぜ、このような気持ちになってしまうのだろうか?」

その時、自分自身の感情に向き合って考えてみました。

そこで分かったのが、仕事のスキル(技術)とメンタリティ(心理)の他にも学ぶべきことがあるということです。それがフィロソフィ(哲学)という部分です。フィロソフィとは直訳すると、哲学になります。

人が生きていく中でベースになっていくものです。自分自身の考え方とか信念。「人の幸せとは何なのか?」とか「働くというのはどういうことなのか?」ということです。

自分の軸をはっきりさせると悩みを少なくすることができる


私が、「人の幸せとは何なのか?」ということが分かったときに、仕事のやり方がガラッと変わりました。

今でも仕事をやっていて嫌になることもあります。でも、以前のように何日も悩み続けることはなくなりました。

このように、スキル(技術)・メンタリティ(心理)・フィロソフィ(哲学)は密接に関わっていて、どれが欠けてもいけないと考えています。

この3つを体系的にバランス良く身につけていくことで、人生を豊かにすることができると考えています。

Ⅰ スキル(技術)

Ⅱ メンタリティ(心理)

Ⅲ フィロソフィ(哲学)