上司から「期待していない」と言われ、自分の気持ちが折れてしまいました




テーマ : 6.コミュニケーション
キーワード :

質問内容

現在、私の悩みは、仕事を好きになることです。周囲から(新人ということもあり)期待していないと、相談した上司に言われてしまい、一生懸命したかった自分の気持ちが折れてしまいました。

相談したのは自分の責任です。しかし、期待していました。上司には「あなたと私は立場が違う」と言われました。ショックでした。

確かに上司は正規雇用、私は非正規雇用の身です。でも同じ仕事をする上で、仲間意識を持っていたのに。それから数日悩みっぱなしです。

広報という仕事、好きになるための勉強も気合いが入らないからどうしていいかも見えてこなくて。ぐちぐち頭の中で理由を並べ、マイナスな事ばかりが頭の中にあります。

自分次第なのは分かっていても、そう抜け出したらいいのか分からず悩んでいます。


正規でも非正規でもやるべき仕事は同じ


確かにその上司の言うとおり、正規雇用と非正規雇用では違いはありますが、それは雇用形態がどうかということだけです。

Uさんのおっしゃるとおり、仕事をする上で、正規も非正規も変わりはありません。

中には「正規が上」「非正規は下」と考える人もいるかもしれません。そういう人がいることも事実です。でも、その人がそう思っていることを、こちら側から変えることはできません。

ここで大切なことは「相手がどう思っているか?」よりも「自分がどうしたいのか?」と言うことです。

その上司は「正規が上、非正規が下」と普段から思っているかもしれません。

そのため、Uさん個人に対して期待していないと言うよりも、非正規社員全般に対して言っているのだと思います。

Uさんは今までどおり「正規でも非正規でも関係なく、同じ仕事をする上で、仲間意識を持って仕事をする」ことだけを考えて下さい。

上司に「最初は期待していなかったけど、結構やるな!」と思ってもらえるように仕事をやりましょう。

せっかく縁あって入った会社です。これは成長のチャンスです。もし期待されていないのであれば、これから期待されるような仕事をすれば良いのです。シンプルに考えていくことが大切です。

今、お勤めされている会社で、どのくらいの期間働けるかは分かりませんが、今の会社での時間をムダにしてはいけません。ここで立ち止まっていてはいけないのですね。

どの会社に勤めたではなく、会社で何を身につけたのかが大切


会社という組織は、広いように感じるかもしれませんが、実は非常に狭い世界です。その狭い世界だけで物事を考えていると、どうしても考えが小さく縮こまってしまいます。

でも、会社の外に一歩出てみると、そこには大きな世界が広がっています。

「Uさんと同じ年代の人たちが、毎日一生懸命働いています」
「Uさんと同じ、広報の仕事を一生懸命やっている人たちがいます」

会社の中でいくら良いポジションを取ったとしても、会社の外に出てしまえば、そんなのは関係ありません。

どの会社に勤めていたのではなく、会社で何をやってきたのかが大切なのです。広報という仕事を通じて、スキルアップしていく。

そして、Uさんを慕って一緒に仕事をしている人たちと、切磋琢磨していくことです。それが自分の成長を一気に加速させてくれます。

立ち止まっていたら、がんばっている人たちに遅れをとってしまいます。

愚痴っぽくなったら頑張っている人の姿を見る


ブツブツ文句や愚痴を言ってくる人もいるかもしれませんが、聞いたふりをして聞き流せばいいです。一緒に同調してしまうと、自分まで愚痴っぽくなってしまいます。

もし自分が愚痴っぽくなってしまっていたら、一生懸命がんばっている人の姿を見ていましょう。そうすると「自分もがんばらないと!」と自然に思えるようになります。

この不景気、会社で働くことは容易ではありません。そんなとき、味方になってくれるのは、やっぱり自分なのです。「私は、○○が得意です!」と自信を持って言えるような仕事をしましょう。

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